内燃機関研究 主任研究員
2017年⼊社(新卒採用)
⼊社の動機Reason for Applying
子供のころから機械を分解したり組み立てたりすることが好きで、大学は機械情報工学科に進学しました。大学2年の時に受けた計測工学の授業が面白く、研究室はその先生の研究室を選択。研究室はディーゼルエンジンの燃焼可視化を得意としており、ミリ秒単位で終了するディーゼルエンジン内部の燃焼を観察・解析をしていました。毎分数千回転で運転するディーゼルエンジンの内部には、非常に短い時間で複雑な現象を伴う燃焼過程があることを知って内燃機関に魅力を感じ、研究に取り組みました。
就職後も大学時代に取り組んでいた研究と同じような研究がしたいと考えていたところ、いすゞ中央研究所(以降は中研)の存在を知りました。ディーゼルエンジンを扱い、研究員で採用しているという点に魅力を感じて選考に応募。ありがたいことに就職後も燃焼可視化を扱う部署に配属され、現在に至るまで燃焼可視化の研究を続けています。
業務内容と仕事のやりがいJob Description and Satisfaction
現在はディーゼルエンジンの燃焼改善と各種損失を低減させたさらなる高効率化を追及。その他にも、これらを検討する際に使用する燃焼CFD(Computational Fluid Dynamics)の精度改善にも取り組んでいます。燃焼CFDの精度向上は開発効率向上のカギとなるため、いすゞ開発部門と協力して進めているところです。
CAE(Computer Aided Engineering)を駆使して高効率なエンジン仕様を見出し、それを実現するための装置の設計をして、実際に実験・解析して効果を確認するまで、一貫した業務ができることがいすゞ中央研究所の強みだと感じていて、これは自動車メーカーの開発部門から独立しているからこそできることだと思います。始めから最後まで一貫して自分で取り組んだ業務・研究から生まれた成果を学会で発表できた時は達成感がありました。
実現したい未来Hopes to Realize for the Future
今後はカーボンニュートラル燃料を用いた内燃機関の研究を進めて、環境やエネルギー問題の解決に貢献できればと考えています。ゆくゆくは、内燃機関のスペシャリストと呼ばれる研究者になりたいです。
就職活動では、仕事の内容や働いている人の雰囲気など、自分が一番重きを置くことについてしっかり把握したうえで各企業の情報を集めることが大切だと思います。また、自身の進路について周囲の意見を聞くことも大事ですが、結局最後に決めるのは自分自身ですので、周りの人に流されすぎないことを意識した方が良いかと思います。
中研のおすすめポイントとしては、研究員採用が保証されていることが一番の魅力だと考えています。研究をしているとよくわからない結果が出ることもありますが、そんなときに「面白い!」と思える人は中研に向いていると思います。
メール確認、スケジュール確認
エンジン試験(設備立ち上げ、データ取得)
昼休み
エンジン試験(データ取得)
定例ミーティング
エンジン試験(データ取得、片付け)
データチェック、計算モデル作成、計算開始
退勤