社会が複雑化し、将来が不確実でますます見通しのつかなくなる中、自動車業界を取り巻く環境も大きく変化しています。自動車が変わるだけでなく、いすゞが社会課題の解決に「イノベーションリーダー」として貢献できるよう、イノベーションの創出に取り組んでいます。
現在、未来社会を創造する未来洞察活動を行っており、その未来社会の課題解決のためにいすゞとして必要な技術の探索を日々行っています。
トラックをはじめとするいすゞの製品は、人々の生活を豊かにする社会インフラの一部として世界各国で使用されています。しかし、世界の温室効果ガス排出量に占める人の移動や物流における商用車のCO2排出量の削減は、非常に重要な課題となっています。そのため、持続可能なモビリティ社会の実現を目指すべく、カーボンニュートラルに関連する研究に取り組んでいます。
一例として、電動トラック固有の高稼働率、架装物への電力供給、長寿命といった性能に関わる研究開発や、CO2をはじめとする温室効果ガスの回収・浄化技術研究などを推進しています。
安全・安心なモビリティ社会を実現するため、安全運転を補助する先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driver-Assistance Systems)や安全で輸送効率化の可能性を広げる自動運転技術の研究開発を行っています。
さらに、商用車が社会インフラとしてあらゆるものと接続し情報連携しながら、人々に安心、健康、快適さなどの価値を提供できるよう、研究に取り組んでいます。
商用車の価値をこれまで以上に高めて活用の可能性を広げる取り組みや、社会課題の解決につながる新たな価値の提供をいすゞグループ内や外部機関と共に行っています。
その一例として、現在、車両内外のデータ活用による安全運行への寄与、輸送効率の向上、架装物との連携や、運用ソリューションに関する商用車ならではのエネルギーマネジメント技術の開発、サーキュラーエコノミーを見据えた資源量最小化に向けた技術的な取り組みをしています。その他にも、AI技術や高度な制御理論を駆使したソリューションの開発などにも挑戦しています。