私たちいすゞ中央研究所は1990年に設立されて以降、安全性・環境性・省エネルギー性を重視しながら、商用車とディーゼルエンジンの先端技術の研究といすゞ自動車の商品につながる先行開発を担い、世界の「運ぶ」を支えてまいりました。
近年、自動車業界は100年に一度の大変革期を迎えており、従来のクルマの技術の向上に留まらず、カーボンニュートラルやCASEへの対応が求められています。また、物流業界においても人手不足をはじめとする多種多様な課題が存在し、これらを解決するためには、多岐にわたる領域においてイノベーションの創出が必須であると考えています。
いすゞ自動車はこの度、物流に関わる様々な課題を解決していくため、中期経営計画
「ISUZU Transformation – Growth to 2030(Ⅸ)」を策定しました。
いすゞ自動車が目指す「安心×斬新」な「運ぶ」を創造するためには、「運ぶ」を創造する新技術への挑戦と、「運ぶ」を支える既存技術の強化が不可欠となります。
このような状況下において、私たちはいすゞグループのイノベーション創出に貢献することが研究所としての使命であると再認識し、以下のように<新技術への挑戦>と<既存技術の強化>に取り組んでまいります。
私たちいすゞ中央研究所は既に直面している社会課題への対応はもちろんのこと、未来社会で必要となり得る技術の探索と研究開発を進めるため、大学や関連企業との技術交流に今まで以上に積極的に取り組んでまいります。また、組織体制の強化や人材教育にも力を入れることで研究開発の効率と質を高め、技術シーズをタイムリーに幅広く提供することで地球の「運ぶ」を創造してまいります。
代表取締役社長 一政 都志夫